疾患感受性
歯周病になりやすい人と
なりにくい人がいる
ガン、糖尿病などすべての疾患に当てはまることですが、同じようにケアしていても歯周病になりやすい人、なりにくい人がいます。遺伝や生活習慣によってその差は広がります。
なるべく早い時期になりやすい人となりにくい人のタイプを見極め、それぞれのタイプに合わせた治療計画やメインテナンスを行うことが必要です。
Silent Disease
歯周病は自覚症状がほとんどない
歯周病は進行するときに、ほとんど痛みや腫れなどの自覚症状を伴いません。痛みや歯の動揺を自覚した時には手遅れで、抜歯をしなければならないことが多いです。
自分は大丈夫だろうと思わず、早めの検診を行い、現在の状態を知ることが大切です。
「Silent disease」と呼ばれる歯周病。早期発見・早期治療が有効です。
歯周病専門医
藤田歯科では、専門的な歯周病治療が可能です。
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Part1
専門医による
的確な診断歯周組織検査、デンタルエックス線画像診断に加えて、必要に応じてCTを用いた3次元での診断を行います。歯周病専門医による的確な診断を行い、治療のあらゆる可能性を探ります。
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Part2
エビデンスに基づいた
最先端の治療歯周病治療は大学病院での経験を生かした専門性の高い治療を提供いたします。
藤田歯科では、エルビウムYAGレーザーを用いた歯周病治療を行うことで、より侵襲が少なく、痛みや苦痛の少ない治療を行います。
症例によっては、歯周組織再生療法などを行い、歯周組織の再生を行います。 -
Part3
可能な限り歯を抜かない
治療にこだわる歯は、実際には目に見えていない部分(歯ぐきに埋まっている歯根の部分)がしっかりしていれば、抜かずに保存することができます。その歯根をしっかりさせるのが、歯周病治療と歯内療法です。
些細なことでもいいので、気になることがあれば気軽にご相談ください。セカンドオピニオンも受けています。
歯周病の基礎知識
歯周病の概要
歯周病とは?
歯周病とは、歯の周りにある歯周組織が細菌に感染することによって引き起こされる炎症性疾患の総称です。歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないことで細菌が停滞し、炎症を帯びて赤く腫れが見られるようになります。痛みを伴うことはほとんどありません。
歯周病の原因
歯周病の主な原因は、プラーク(細菌のかたまり)です。
歯の磨き残しなどで残った食べかすなどを温床に菌がプラークをつくり、菌が増殖し歯肉に炎症を引き起こします。
そのまま放置すると、歯を支える骨が溶けてしまいます。
歯周病の主な症状
- ・歯肉(歯ぐき)の腫れ・出血
- ・歯がぐらぐらする
- ・口臭がする
- ・違和感がある
- ・歯が浮いた感じがする など
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健康な歯
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健康な歯と歯ぐきの状態
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歯ぐきの炎症
歯ぐきの腫れ・出血 -
細菌が集まり炎症を起こしている状態
歯周病の進行
歯周病は、放っておくと進行します。しかしながら、自分では自覚症状がないため、沈黙の疾患(silent disease)とも呼ばれています。
歯周病が進行すると、歯を支えている骨が溶けて、歯がグラグラになり、食事が満足にかめなくなります。
細菌や炎症性因子が歯ぐきの血管に入り全身に回ることで、全身疾患(糖尿病・心臓血管障害、関節リウマチなど)を悪化させます。
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歯周病が進行し
歯が溶け始めている -
菌が歯を支える
骨を溶かしてしまう -
この部分の骨が,歯周病によって溶け、腐った組織に置き換わっています。 支えを失った歯はグラグラになり、歯ぐきが腫れたりします。
歯周病の診断
歯周病の診断
写真をご覧ください。どちらが重度の歯周病か分かりますか?
レントゲンで確認すると、どちらも同じくらい進行しています。どちらも重度の歯周病ですが、ぱっと見ただけでは診断がつきません。
歯周病は肉眼で見ただけでは、進行具合が分からない疾患です。また、レントゲンだけでは診断がつきにくいケースも時々みられます。
藤田歯科では、CBCTを用いた診断も行っています。専門医による診査・診断を受け、適切な治療を行いましょう。
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歯周病の写真1
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歯周病の写真2